技能試験の概要

知識試験適性検査を合格すれば次は技能試験です。

技能試験の課題は狩猟免許の種類によって異なる。猟具の取扱い、鳥獣の判別、銃猟なら距離の目測などから構成されている。

採点は減点式で70%以上で合格となる。

減点数は課題によって異なり鳥獣の判別では一種類につき2点減点などで銃の点検、分解、結合が全くできなかった場合はこれだけで31点の減点となる。

猟具の取扱い-網猟・わな猟の場合

猟具の判別

6種類の猟具(使用できるもの3、使用できないもの3)について行われる。

一般的に、網猟免許については、使用が許されている猟具として

  • 片むそう網
  • 谷切網
  • つき網

使用が禁止されているものは

  • かすみ網
  • はり網
  • とりもち

が使用されることが多い。

また、罠猟においては、使用が許されているものとして

  • くくりわな(輪の大きさ等が基準を満たすもの)
  • はこわな(金属製)
  • 筒式イタチ捕獲機(ストッパー付き)

使用が禁止されているもので

  • はこおとし(「さん」なし)
  • とらばさみ
  • 筒式イタチ捕獲機(ストッパーなし)

が使用されることが多い

ポイントとしては禁止されている猟具の種類は少ないので全部覚えておきましょう

「これは使用できる猟具ですか?それとも禁止されていますか?」との問いにスムーズに答えたれるように

猟具の架設

猟具の架設試験は、網猟ならむそう網の架設、罠猟なら、くくりわな、はこわなのうちから1つ選んで行う

ポイントとしては構造が簡単で短時間で行えるものを選びましょう、手間取って時間がかかっても諦めてはいけません、「架設できない」と判断されるとその時点で不合格です。

 

猟具取扱い-銃猟の場合

第一種銃猟免許の課題は

  1. 銃器の点検操作、銃器の安全点検
  2. 銃器の分解及び結合操作、分解ののち結合させる
  3. 模造弾の装填操作
  4. 射撃姿勢
  5. 模造弾の脱包
  6. 銃の保持操作-3~5人の縦隊及び横隊で移動する場合の銃の保持
  7. 銃器の受け渡し操作
  8. 休憩時の銃の取扱い
  9. 空気銃の圧縮、装填、射撃姿勢
  10. 距離の目測-300m、50m、30m、10m、の距離の目測

第二種銃猟免許の課題は

  1. 圧縮等、装填、射撃姿勢
  2. 距離の目測-300m、50m、30m、10m、の距離の目測

ポイント

第一種銃猟の場合、使う銃を自分で選べる場合が多い、上下二連、水平二連、半自動銃などがあるが事前に予備講習等で練習した銃を使えない場合もあるので注意しよう。

銃を持つ際は銃口は人に向けない、銃器を置いたり手渡す際は薬室の確認、引き金に指をかけない、振り回したり粗暴な扱いをしないなどを守るのが大切である。

距離の目測については非常に簡単なので説明するまでもありませんが、係官に示された電柱や建物の距離がどれに当たるかを判別するもの、非常に簡単なのでそこまで対策しなくても大丈夫です。

鳥獣の判別

鳥獣判別の課題はどの免許でも狩猟鳥獣、非狩猟鳥獣16種類についての判別で1問間違えると-2点ですが免許によって出題される鳥獣の種類が変わります。

出題される鳥獣の種類

網猟の場合

狩猟鳥獣

  1. マガモ(オス)
  2. コガモ(オス)
  3. ヒドリガモ(オス)
  4. ヒヨドリ
  5. ムクドリ
  6. ニュウナイスズメ
  7. スズメ
  8. カルガモ
  9. コジュケイ
  10. オナガガモ

狩猟鳥獣と誤認されやすい鳥獣

  1. オシドリ
  2. ツグミ
  3. カワラヒワ
  4. カシラダカ
  5. カケス
  6. マガン
  7. ドバト

わな猟の場合

狩猟鳥獣

  1. タヌキ
  2. キツネ
  3. テン
  4. イタチ(オス)
  5. ニホンジカ
  6. ミンク
  7. アライグマ
  8. ハクビシン
  9. アナグマ

狩猟鳥獣と誤認されやすい鳥獣

  1. モモンガ
  2. オコジョ
  3. カモシカ
  4. イタチ(メス)
  5. ニホンリス
  6. ムササビ
  7. ニホンザル

第一種銃猟の場合

狩猟鳥獣

  1. ゴイサギ
  2. マガモ(オス)
  3. カルガモ
  4. コガモ(オス)
  5. ヨシガモ(オス)
  6. オナガガモ(オス)
  7. ハシビロガモ(オス)
  8. ホシハジロ(オス)
  9. キンクロハジロ(オス)
  10. スズガモ(オス)
  11. クロガモ(オス)
  12. コジュケイ
  13. ヤマドリ
  14. キジ
  15. バン
  16. ヤマシギ
  17. タシギ
  18. ヒヨドリ
  19. キジバト
  20. ニュウナイスズメ
  21. スズメ
  22. ムクドリ
  23. タイワンリス
  24. シマリス
  25. アライグマ
  26. タヌキ
  27. キツネ
  28. ミンク
  29. ハクビシン
  30. アナグマ

狩猟鳥獣と誤認されやすい鳥獣

  1. ヨシゴイ
  2. ササゴイ
  3. マガン
  4. オシドリ
  5. トモエガモ(オス)
  6. ホオジロガモ(オス)
  7. ビロウドキンクロ(オス)
  8. コオリガモ(オス)
  9. ウミアイサ(オス)
  10. ヒクイナ
  11. オオバン
  12. アオバト
  13. ドバト
  14. モズ
  15. ホオジロ
  16. カシラダカ
  17. カワラヒワ
  18. カケス
  19. オナガ
  20. ツグミ
  21. ウズラ
  22. ニホンリス
  23. カモシカ
  24. イタチ(メス)
  25. ムササビ

第二種銃猟の場合

狩猟鳥獣

  1. コジュケイ
  2. ヤマシギ
  3. キジバト
  4. ニュウナイスズメ
  5. スズメ
  6. ヒヨドリ
  7. ムクドリ
  8. バン
  9. シマリス

狩猟鳥獣と誤認されやすい鳥獣

  1. アオバト
  2. ドバト
  3. モズ
  4. ホオジロ
  5. カシラダカ
  6. カワラヒワ
  7. カケス
  8. オナガ
  9. ツグミ
  10. ウズラ
  11. ニホンリス
  12. イタチ(メス)

以上になります。

ポイント

鳥獣の判別については予備講習に行くのがもっとも勉強効率がいいです、私の場合は課題の範囲をそのまま教えてくれました。

勉強方法は出るであろう狩猟鳥獣の名前を覚えましょう、非狩猟鳥獣は名前を書かなくてもよいので狩猟鳥獣さえわかれば後は大丈夫なのです。

似ている鳥獣の判別が難しい!と思うなら鳥獣の姿ではなく背景の絵を覚えるのも手です。

最後に

以上で試験は終了です。合格すれば無事猟師のスタートラインに立てますが免許だけでは狩猟は行えません

狩猟者登録等々の手続きを済まさなくてはならないからです。

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